『うちの弁護士は手がかかる』の最終回は、リーガルドラマとして非常に満足度の高い、ストレートで清々しい結末を迎えています。
新米弁護士・天野杏(平手友梨奈)が最後に挑んだのは、なんと自身の “家族の闇” と、姉・さくら(江口のりこ)が守ろうとする巨大病院の隠蔽でした。
そして、この壮絶な戦いの鍵を握っていたのは、まさかの “パラリーガル・蔵前(ムロツヨシ)”。
弁護士ではない彼の行動が、最後の局面で物語を大きく動かすことになります。
本記事では、最終回の結末をわかりやすく解説したうえで、杏・さくら・故・父・昌幸の抱えている正義 を深掘りします。
うちの弁護士は手がかかる、一気見したけど面白すぎた
— ゆう (@yy46916876) November 30, 2025
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【うちの弁護士は手がかかる】最後の結末ネタバレ!

復職した杏が向き合うことになったのは、青海医大病院の看護師・大橋いずみの不当解雇事件。
しかしその裏にはさらに深い闇があり、杏の父・天野昌幸(山崎一)が、過去に医療過誤を隠蔽していた という衝撃の事実が隠されていました。
しかもその隠蔽を、今なお病院側のトップとして守り続けるのが姉のさくら。
まさかの “家族を相手にした法廷外バトル” が最後の舞台になるわけです。
証拠は焼却済み。証言者も沈黙。完全に不利。
普通なら詰みの状況……なのですが、ここで動いたのが蔵前でした。
物語を動かしたのは蔵前の人間力
蔵前は、病院の中心人物であり医療過誤当事者の 武藤慎一(浅香航大)本人を、直接交渉の場に連れてくる という離れ業を実行。
武藤は長年背負ってきた罪をついに告白し、
・2度の医療ミス
・それを病院ぐるみで隠蔽してきたこと
を認めます。
これにより、病院が握っていた“沈黙の支配”は完全に崩壊。
看護師たちもセクハラ・パワハラ被害を一斉に証言し、青海医大の闇は一気に露呈しました。
つまりこの勝負を決めたのは、弁護士資格でも経験でもなく、人の心を動かす力だった。
蔵前の “ただのパラリーガル” では終わらない存在感が、最終回でもっとも輝いた瞬間でした。
【うちの弁護士は手がかかる】杏とさくらと父親の正義とは?

最終話の核心は、病院との戦い以上に杏とさくら、2つの正義の衝突 にありました。
● さくらの正義
父・昌幸が信じた腕のある医師の未来を守るという思想を継ぎ、病院や医師を守ることが“正義”だと信じ続けた。
● 杏の正義
誰かの幸せのために、別の誰かを犠牲にしていいはずがない弱き者に寄り添う正義をまっすぐ貫いた。
この姉妹の対立は、単なる職業観の違いではなく、家族の愛の“偏り”によって生まれた感情のひずみ が根底にありました。
さくらが杏を憎んだ理由は、両親の愛情を奪われたという幼いころからの嫉妬。
しかし杏は、わたしはもう一人ではないと、香澄法律事務所という仲間の存在を胸に、姉を責めるのではなくその痛みに寄り添います。
この瞬間に、長年こじれていた姉妹の関係はついに和解へ。
最終的に勝ったのは、どちらの正義でもなく、
“人を救おうとした者が救われる”という物語の根本的なテーマでした。
父親の昌幸が抱えていたもう一つの顔とは?
物語の途中まで偉大な弁護士として語られてきた天野昌幸。
しかし最終話で見えるその本音は、必ずしも美化された姿ではありませんでした。
● 杏には“正義の父”として振る舞い
● さくらには“父親としての顔”を見せていた
その二重構造が家族のひずみを生んだのです。
杏のコミュニケーションの不器用さも、姉妹の断絶も、本来なら家庭で調整できた問題。
しかし父は、2人に違う愛情を注いだ結果、互いの価値観は大きくねじれてしまったのです。
これは天才を育てる代わりに家庭が壊れたという、ある意味とてもリアルな描写でした。
最後の数分が引っかかると言われた最終パート。
これは、ストレートに問題が解決した直後に、あえて “余白” を作り、視聴者に問いかけた構成になっていたからだと考えられます。
あえて描き切らないラスト数分が、ドラマ全体の“温度”を残した形です。
【うちの弁護士は手がかかる】最後の結末ネタバレ!杏とさくらと父親の正義とは?まとめ

最終話は、裁判の勝敗よりも正義をどう選び、どう貫くかがテーマとして描かれました。
● 蔵前は資格を持たずに真実を動かし
● 杏は弱者を守る弁護士として成長し
● さくらは自分の正義と向き合い、妹を受け入れ
● 父の残した“ゆがんだ正義”は、ついに清算される
ラストらしい爽やかさと、余韻を残す深みの両方が詰まった結末でした。
それだけキャラが魅力的で、物語に息づかいを感じさせたドラマでした。


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