今回は、【かわいいだけじゃだめですか】歌詞の意味を考察をし、小野小町は戦国時代の人というフレーズを解説します。
CUTIE STREETのこの曲はキャッチーなメロディと共感を呼ぶ歌詞が特徴。
TikTokやインスタ、カラオケなどあらゆる場面で繰り返し耳する話題曲です。
そこで、今回は【かわいいだけじゃだめですか】歌詞の意味を考察と題し、小野小町は戦国時代の人かも含め解説していきます。
可愛いだけじゃだめですかが頭から離れへん
— ホ (@kanzenkinniro) November 18, 2024
Contents
【かわいいだけじゃだめですか】歌詞の意味を考察!
冒頭の
あと10分で家を出なくちゃ遅刻しちゃいそうです
逃げるにしかず本気出したら時間なくてもめっちゃ可愛くなれるもん!
からは、日常の中の“焦り”や“ピンチ”な状況ではあるが、工夫次第で自分らしさを発揮できるというメッセージを示しています。
特に、現代の忙しい日々を生きる人々にとって、この部分は何事も楽しく乗り越えようというエールのように響きます。
歌詞の中で繰り返される
この可愛かわいさに免めんじて ゆるして!おねがい!
というセリフは、自分の外見や可愛さを武器にしているようにも聞こえます。
これは可愛いから許されるという甘えと、可愛いだけじゃ評価されないという不安を同時に表現しているのではないでしょうか。
この二面性は、自己肯定感と他者からの評価の狭間で揺れる現代の若者の心理を的確に捉えている部分といえます。
短所も使え
という歌詞は、欠点を克服するのではなく、それを個性や武器として活かしていこうというメッセージです。
特に、
ドジなとこもおバカなとこも可愛いだけじゃだめですか?
という問いかけには、完全無欠である必要はなく、自分らしい“愛されポイント”を認めてほしいという願いが込められています。
この姿勢は、欠点も含めて自分自身を受け入れる重要性を示唆しており、自己肯定感を高めるヒントになりそうな気もします。
歌詞の中では、
時は紀元前 クレオパトラもガチで本気出してた
など、歴史上の美しい女性が引用されています。
これは、可愛さや美しさが時代や国を超えて普遍的な価値であることを示唆しているように感じられます。
また、こうした表現を通じて、美しさや可愛さは単なる外見だけではなく、内面の強さや努力によっても生まれるものだと歌っているのではないでしょうか。
歌詞の中では他にも“紀元前のクレオパトラ”や”マリリン・モンロー”といった異なる時代の象徴的な女性が登場しています。
過去の偉大な美人や魅力的な人物が、その時代において美しさを武器に勝負していたという誇張的な描写とも捉えられる箇所でもあります。
特定の時代に限定せず、美をテーマにしたユーモラスな世界観を意図しているようで面白く感じました。
宇宙とかに比べたらさ、ちっぽけだ私たち
という部分には、自分たちの存在の小ささや無力感を感じつつも、それを逆手に取ってそれでも自分たちらしく輝こうというポジティブなメッセージが込められています。
日常の小さな出来事や自分の短所を肯定しながら、自分を好きになれる歌詞が、同世代のリスナーたちに大きな共感を与えています。
サビの
KAWAIIは∞無限で絶対です!
という力強い宣言は、可愛さという価値観が無限大の可能性を秘めていることを表していそうです。
「可愛いだけじゃだめですか?」
というタイトルに込められた問いについてですが、
これは、リスナーに自己表現について考えさせるきっかけを与えているようです。
外見の可愛さに頼ることへの葛藤や、それを越えて自分らしさを貫こうとする姿勢が、歌詞全体を通じて描かれています。
この楽曲は、単なるアイドルソングに留まらず、自己肯定感や個性の大切さを訴えるメッセージソングといえるでしょう。
結論として、この曲は「可愛さ」に対する価値観を再考させる作品です。
可愛さは時に武器になり、時に葛藤を生むものですが、それが自己表現の一部である以上、肯定して受け入れるべきだと伝えています。
リスナーもまた、自分自身をありのままに受け入れ、短所を含めた個性を輝かせるヒントをこの歌詞から得られればイイナと思いました。
【かわいいだけじゃだめですか】歌詞の小野小町は戦国時代の人?
小野小町は戦国時代の人ではありません。
小野小町は平安時代(794年~1185年)を代表する歌人であり、日本史上“美人”の代名詞として知られる人物です。
一方、戦国時代はそれよりも後の1467年から1568年頃を指します。
そのため、歴史的には小野小町と戦国時代が交わることはありません。
歌詞における意図的な表現
この歌詞では、
時は戦国 小野小町も本気出してた
という表現が用いられていますが、これは歴史的な事実を述べているわけではなく、あくまで比喩的な表現として使用されています。
背景には以下のような意図が考えられます。
- 「愛を取り合う戦い」を戦国時代に例えている
戦国時代は日本史上、領地や権力をめぐる激しい争いの時代です。このイメージを「愛の争奪戦」に結び付けることで、恋愛の熾烈さを表現しています。 - 「美人」を象徴するキャラクターとしての小野小町
歌詞中では、小野小町のほかに「クレオパトラ(紀元前のエジプト)」や「マリリン・モンロー(20世紀アメリカ)」が登場します。これらはそれぞれの時代を象徴する美人として挙げられており、小野小町もその一人として選ばれたと考えられます。 - 「戦国時代の小野小町」という表現の違和感について
他の人物(クレオパトラやモンロー)はそれぞれの時代と一致しているため、小野小町だけ戦国時代とされていることに疑問を持つ人も多いでしょう。しかし、これは歴史的正確さよりも「昔の美人」と「熾烈な戦い」のイメージを組み合わせた結果と見るのが自然です。
歌詞の魅力と意図的な歴史的混同
作詞者が小野小町を戦国時代の象徴として使ったのは、言葉の響きや詩的なリズムを優先したためと考えられます。
“戦国”という言葉がもつ激しい争いのニュアンスに“美人”の象徴を重ねることで、恋愛における競争をユーモラスかつ印象的に描こうとしたのでしょう。
歌詞全体では“恋愛=戦国時代の戦い”と見立て、小野小町のような美しい人も本気を出して戦っていたというイメージを描いています。
また、2番の歌詞にある『ドジなとこもおバカなとこも』というフレーズが、戦国や小野小町の描写に関連づけられていることも考えられます。
歌詞が意図的にお茶目さや親しみやすさを表現し、小野小町を少しユーモラスなイメージで取り上げたのではないでしょうか。
歴史上の美人である小野小町の厳かなイメージに遊び心を加えた歌詞の工夫が伺えます。
まとめ
本記事では、【可愛いだけじゃだめですか】歌詞の意味を考察をし、小野小町は戦国時代の人かというフレーズについて解説してきました。
ポップでキュートな雰囲気が特徴の楽曲ですが、その奥にあるテーマは、自己表現や自己肯定感の葛藤を描いています。
一見すると軽快なリズムと可愛い言葉遊びに満ちた歌詞ですが、そこには現代社会を生きる若者たちの心理が織り込まれているのです。
小野小町は戦国時代の人というフレーズは、歴史的には誤りですが、歌詞ではその誤りがむしろ意図的な表現として用いられています。
時代を超えた美人たちを並べて表現することで、恋愛というテーマを強調する面白さを楽しむのが、この歌詞の魅力と言えるのではないでしょうか。
今回も最後まで、【可愛いだけじゃだめですか】歌詞の意味を考察をし、小野小町は戦国時代の人なのかをお読みいただき、ありがとうございました。。
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