今回は、はいよろこんで歌詞の逆再生を考察し、ギリギリダンスに込められた意味とはをご紹介します。
こっちのけんとさんの「はいよろこんで」が大ヒット。
彼が菅田将暉さんの弟としても知られていますが、この曲自体にも多くの仕掛けが施されており、聴く人にとって面白い楽曲となっています。
歌詞は、軽快なメロディと相まって深い意味を持ち、逆再生した場合にも隠されたメッセージがあるなんて驚きですよね。
聴き手によって新たな発見ができる仕掛けが満載なので、そのあたりを知りたくありませんか?
そこで今回は、はいよろこんで歌詞の逆再生を考察と題し、ギリギリダンスに込められた意味とはについて解説します。
今さらだけど、「はいよろこんで」の頭のところ逆再生すると聞こえてくるメッセージすごく好き
最近はこっちのけんとさんの曲ばかりSpotifyでずっと聴いてる♪
すごい歌うまくて声も良すぎる💿#こっちのけんと #はいよろこんで#逆再生 pic.twitter.com/Pqlo9i1o9A— pilolo1118@ぢゅうる (@pilolo025) November 2, 2024
はいよろこんで歌詞の逆再生を考察!
冒頭では、モールス信号音と共に英語のような言葉が流れてきます。
最初は、何を言っているのかよく分からないこの部分ですが、これを逆再生すると
“結局、優しささえあればいいと思います”
というメッセージがあらわになります。
こんな歌詞が隠れているなんて!!
このフレーズは、何でも引き受けてしまう優しい人の心の声を反映しているようで、その心の葛藤が他人に理解されないまま閉じ込められている様子をうまく表現していると思えます。
この逆再生でしか聴こえないメッセージは、日常生活で言いたいことが言えず、他人に自分の苦しみを伝えられない部分をうまく表しています。
心の声が、誰にも届かないように、逆再生の形で隠されているという点が圧巻です。
この仕掛けは、他人に理解されないまま内に秘めている心の叫びを象徴してのでしょう。
また、歌詞にはモールス信号が使われており、“SOS(助けて)”という意味も同時に含まれています。
このSOSは、優しさを持つ人々が自分の苦しみを伝えられない危険性を暗示していて、思い詰める前にSOSを発信する大切さを伝えていると考えられます。
さらに、
「トントントン ツーツーツー トントントン」
のモールス信号は、まるで言いたいことが最後まで届かずかき消されてしまう様子を表現しているとも言われています。
この仕掛けを通じて、優しさゆえに自己主張ができず生きづらさを抱える人々へのメッセージが伝えられています。
優しい人々は、他人の期待に応えようとするあまり、自分が辛いと感じていることを声に出して伝えることができません。
そうして、内に秘めた苦しみが蓄積していき、最終的には心の病へと繋がっていく可能性があります。
SOSを伝えられないというメッセージは、その危険性を警告しているのに訴えることで、より多くの人々にその意味を理解させ、共感を呼び起こす力を持っています。
この歌詞には、現代社会に生きる多くの人々が抱える心の葛藤が随所に深く表現されているのです。
特に、何でも“はいよろこんで”と云わんばかりに、どんな要求にもスッと答えてしまう優しさを持った人々が抱える悩みや、精神的に追い込まれていく過程がテーマとなっています。
この曲を通じて、こっちのけんとさんは、生きづらさを感じている人々に向けてメッセージを送っているといえます。
歌詞に込められた優しさとその代償
“はいよろこんで”という言葉は、一見すると優しさや思いやりを表しているように見えます。
しかし、実際にはこの言葉が示すものは、他人の期待に応えすぎてしまうことによる心の疲弊です。
何か頼まれれば断ることができず、全てを引き受けてしまうこと。それが積み重なると、嫌なことを我慢し、心身ともに疲れてしまいます。
歌詞の中で、こっちのけんとさんは、こうした状況に悩む人々が増えている現実に対して警鐘を鳴らしています。
このような人々は、他人を喜ばせるために自分を犠牲にしてしまう傾向があり、知らず知らずのうちに鬱病などの心の病を引き起こすことになります。
こっちのけんとさんは、その境界線が曖昧になり、どこからが病気で、どこまでが正常なのかを見失っていく様子を描いています。
このような心の葛藤が、どれほど苦しいものであるかを伝えようとしているようです。
社会に対する警鐘
『はいよろこんで』は、優しさがどれほど素晴らしいものであっても、それが過剰になれば自分を犠牲にしてしまう危険性があることを警告しています。
この曲は、ただシンプルに優しさが大切だと伝えるのではなく、優しさを持つことが大切だが、それを他人に利用されてしまってはいけないとも教えているのです。
現代社会では、多くの人が“YES”ばかりを言い続け、断ることができずに自分を犠牲にしてしまう傾向にあるようです。
この歌詞は、そんな生きづらさを感じている人々に向けて、自己主張をする勇気を持ち、無理をせず自分の気持ちを大切にして生きていくことの大切さを伝えようとしています。
はいよろこんで歌詞のギリギリダンスに込められた意味とは?
歌詞の中には
「ギリギリダンス」
というフレーズが登場します。
この言葉は、まさに心の限界に達している状態を象徴しています。
精神的に今の今までギリギリの状態なのにもかかわらず、何とか耐えようとしている人々の苦しみが、“ダンス”という形で表現されているのです。
ダンスという表現は、言葉だけでは伝えきれない心の状態を、視覚的に表現しようとしているのでしょう。
ダンスを通じて、言葉では言い表せない感情や苦しみを伝える方法として用いられており、現代に必要な歌な気がしてなりません。
こうした表現方法は、視覚的に訴えることで、より多くの人々にその意味を理解させ、共感を呼び起こす力を持っています。
ひょんなことから出逢った、こっちのけんとさんの「はいよろこんで」。なんとなくよいなあと思ってじっくり聴いてみたら、モールス信号で“SOS”出していたり、“結局はね、やさしささえあればいいと思う”という言葉が逆再生されていたり。さらには歌詞が身体壊す前の私のようで、なんかすごい響いたよ。 pic.twitter.com/p4lh6MO6Qt
— ちゃんさき (@sub_k51cat) July 13, 2024
まとめ
本記事は、はいよろこんで歌詞の逆再生を考察し、ギリギリダンスに込められた意味とはをご紹介します。
歌詞は、優しさを持つことがどれほど素晴らしいことであるかを認めつつ、その優しさが過剰になることで、心身に負担をかけてしまう危険性があることを警告しているかのように思えました。
逆再生で聴こえるメッセージやモールス信号の「SOS」は、心の中で助けを求める声を象徴しており、他人に頼むことができない優しい人々の苦しみを表現しています。
この曲は、私たちに「優しさを持ちながらも、自分を大切にし、時にはNOと言う勇気を持とう」という重要なメッセージを伝えているようです。
最後まで、はいよろこんで歌詞の逆再生を考察と題し、ギリギリダンスに込められた意味とはをお読みくださり、ありがとうございました。
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